高校二年生

二年生になる頃には高校生活にもすっかり慣れていた。大学受験までは日があるため、比較的余裕のある日々を送ることができていた。しかし、いずれ来る大学受験のことが頭の片隅で常に気になり、漠然と不安を感じているような時期でもあった。そんな不安をかき消すようにバトミントンに打ち込む毎日だった。

バドミントンの夏合宿は自分達が中心となって行った。高校時代に二回しかない最後の合宿であったにもかかわらず、一年生の時と比べたら印象が薄かった。それは、一年生の時はやらされていた練習だったが、自分が中心となってからは自ら技術を追求する練習をしており、その厳しさに合宿も通常の練習も大差がなかったからだった。

家の部屋では、壁にバドミントンのネットと同じ高さとその高さから五センチ上にセロテープを貼り、シャトルがその間を正確に通るようにショートサーブの練習を暇さえあれば行っていた。そして、様々なラケットさばきや素振りのフォームを常に研究していた。素振りをする時には、常にシャトルが見えており、そのイメージしたシャトルを打っていた。ラケットを持っていない時は、頭の中でフォームを描き、腕の角度や関節の動きをイメージし、どのような回転のさせ方が最も良いかなどを考えていた。

県内ではベスト四か八には常に入っており、私の名前はそれなりに知られるようになっていた。そんなバドミントンに明け暮れていた二年生の日々も瞬く間に過ぎ去って行った。

一九八七年