謎の体調不良

社会人になってしばらくすると、食後に何となく気分が悪くなる回数が多くなった。食べるとまた気持ち悪くなるかもしれない、と恐怖に感じる時もあった。このような期間がかなり続いた。

普通ではないと思い大腸炎を見てもらっている先生に相談した結果、精密検査をすることになった。半年くらいかけて様々な検査をした。大腸内視鏡(一回)、胃カメラ(二回)、エイズ検査を含む血液検査を数多く行った。

結局、特に異常は無かった。診断は、逆流性食道炎で、ガスターを処方してもらっただけだった。その医師はクローン病を疑っていたと言っていたが違った。今思えばそれはそうだろう、心臓や特殊免疫疾患が原因だったのだから。

不思議なことに、その後はそのような体調不良も無くなっていき、いつのまにか忘れてしまう程だった。たまに食後に気持ち悪くなることもあったが、ちょっと食べ過ぎた、という程度にしか思わなかった。

一九九九年