病気になる前は当たり前だった事が、そうではなくなった。点滴針があるので腕を自由に曲げられない、寝返りを打てない、トイレに行くことすることが大変、シャワーを自分で浴びれない、自分で服を着ることができない。
出血する可能性のあるスポーツは控えなくてはいけない。納豆を食べることができない、緑黄色野菜の中でたくさん食べることができない物がある、クランベリージュース・グレープフルーツジュースを飲めない。直射日光に当たることは控えなくてはならない。
しかし、悪いことばかりではなく、良いこともたくさんある。三十五度台だった体温が常に三十六度台になり血行が良くなったので、寒がりではなくなった。最も良かったことが、食べても気持ち悪くならなくなった事だった。
私にとっては、失ったものよりも得たものの方がはるかに貴重だった。私の苦などは全く苦ではなく、甘えた考えは今日で捨てようと心に決めた。
二〇十五年八月