審判の日

受験が終わり合格発表は数日後だった。合格発表の日までの間、何をしていたのか全く記憶がない。おそらく、不合格だった場合に備えて受験勉強を続けていたのだろう。その時は勉強をしている方が気持ちも落ち着いたに…

決戦の時

そしてついに受験当日が来た。中学校に入学してからはいつも、この日がいつか来てしまうのだ、とずっと思っていた。 高校入試はどこかに合格しなければ行く学校がなく、高校に入るための浪人も通常なかった。そのた…

決戦前夜

ついに受験前日が訪れた。不安と緊張感で心が覆われたまま夜十時頃になった。全く眠れそうもない中、私は学校からもらった国語の問題集を繰り返し見ていた。私はとにかく国語が一番苦手だった。漢字やことわざ、慣用…

志望校への下見

受験日がかなり近づいたある日、私と同じ公立高校を受験する友人と二人で下見に行った。固定電話しかないその当時、待ち合わせ場所などを確認するために友達の家に電話をかけることはとても緊張することだった。親が…

一心不乱

高校受験を数か月後に控えた冬だった。学校が終わると一分一秒を惜しむように一目散に帰り、学校でもらった問題集や塾の問題集、自分で買った問題集などをひたすら繰り返しやった。裕福ではない家庭だったが適度な広…