ついに顕在化

二度目の急性咽頭炎の後、私の体調は良い時と悪い時を繰り返しており、次第に気分が悪い日々が増えていった。そして、遂に顕在化する時が来た。

駅の階段を駆け上がった時にひどい息切れを感じ、同時に眩暈がした。その日はそれ以上何も起きなかったが、翌日、オフィスで椅子から立った瞬間に再び眩暈がした。その後、気分が悪く、頭がぼーっとして立っていられない状態となった。脈拍が明らかにおかしく、鼓動のリズムが不規則になっていた。私は、脈拍数や症状を時系列にメモした。

落ち着くまでは帰宅できるような状態ではなかった。オフィスのソファーで横になり落ち着いた後、何とか電車に乗ることができた。しかし、自宅の最寄駅から歩いて帰るのは無理だったので、車で迎えに来てもらった。帰宅するとすぐにベッドに横になり、そのまま眠った。翌日の土曜日、症状はある程度収まっていたが急患を扱う病院に行った。

医師は、「すぐに心臓疾患の専門医の診察が必要だ、聴診器から明らかに雑音が聞こえる、手術が必要である可能性が高い」と言い、「今日、専門医に連絡しなさい、保険を持っているのならそれを使いなさい、公的医療では手遅れになる可能性がある」と険しい表情で告げた。

私は愕然とした。

二〇十五年七月