特に大きな体調不良もなく数年が経ったある日、入社時からの希望だった海外赴任の話が巡ってきた。自分の体調が海外赴任に対して問題ない旨、医師にレターを書いてもらった。
以前に何度か出張で行ったことのある地で、日本よりも季節の移り変わりが緩慢なため、体に負担が少ないと感じていた。日本では季節の変わり目が急激で、春や秋になる頃は体調を崩しがちになり、大腸炎も悪化し易かった。
海外で暮らし始めると、予想通り体は楽になり体調を崩すことも少なくなり、平穏な日々を送ることができた。
しかし、いつも順調とは行かず、大腸炎を悪化させてしまったことがあった。いくら風土が自分の体に合うからといってもやはりストレスには勝てず多めの出血をしてしまった。日系診療所で強めのステロイドを処方してもらい、何とか短期間で治めることができた。その後、現地の総合病院にかかることとなった。
二〇〇四年四月 英国