父が会社のトラックで私と姉をゲームセンターに連れて行ってくれた事があった。ゲームセンターと言っても、街道沿いにある休憩場のような小さな遊び場程度のものだった。夜間にトラックの運転手などが休憩できるように二十四時間開いている場所だった。日頃、父も仕事の合間の手洗いや休憩に使っていた場所だった。
そこにはボールを投げて球速を測るゲームがあり、父と私は投げ比べて遊んだものだった。姉はパチンコのようなゲームが好きで、玉を打って上手く入るとキャラメルが景品として出てきたりした。三人でドライブしたり、ゲームセンターに行ったりしたあの時はとても楽しかった。いつのことだったのかはっきりとは思い出せないが、なぜかあの時の光景が懐かしく思い出される。
一九七〇年代後半