小学四年の日常

四年生になり、低学年の時よりも学校にいることが苦痛ではなくなり落ち着いた日々を過ごせるようになった。

放課後には毎日サッカーの練習で忙しかったが、家に帰り夕食を食べてテレビを見るという平凡な日々だった。月曜日は部活を休んで書道教室に通うことになっていた。雨の日などで部活が休みの時は、早く家に帰りテレビを見たりプラモデルを作ったりした。相変わらずゲームはやりに行ったが、その回数は減った。

日曜日は、父の早朝ボーリングについて行き、午後から釣りに出かけるというのがいつもの過ごし方だった。日曜日の夜になり学校のことを思うとやはり暗い気持ちになった。夕方からテレビを見て、夜九時になると日曜洋画劇場を父と見るのだが、そのまま寝落ちすることも多かった。

勉強は少しずつ出来るようになってはいたが、まだ一人ではどうにもならないことが多く、いつも姉に教えてもらっていた。この時代に姉の助けが無かったなら、今の私は存在しない。

この頃のことを思い出す時は、夏の夜、鈴虫の綺麗な鳴き声が聞こえている場面がいつも心に浮かぶ。家族みんなで食後のデザートやお菓子を食べながら他愛もない話で大笑いしていた、そんな時代が懐かしい。

一九八〇年