小学二年のマラソン大会は四位だった。一年の時は十八位だったのでそれより良い順位を取りたいと思っていた。
一年の時は校庭を走ったが、二年は砂浜で行われた。詳細はあまり覚えていないが、四位を取れたことははっきりと覚えており、自分でも信じられないくらい嬉しかった。ゴールした時に四と書かれた札を受け取ったときは、それを早く家族に見せたくて仕方なかった。
一年の時に続いて更に良い順位を取れたことで、自分はマラソンが得意だと思えるようになっていた。難しい技術を要する競技ではないため、とにかく根性で走り通せば他の生徒に勝てると思っていた。幼稚園のころから毎日のようにもう動けないと思うほど、野原や近所を走り回っていた私には、少々息が上がったくらいはどうということなく、気合で走れる自信があった。
四位は私のクラスでは一番良い順位だった。それは私にとって、クラスの皆からすごいと言われた数少ない出来事だった。
四と書かれた札を母に見せることができて本当にほっとしたことを覚えている。一年生の時より何としても良い順位を取りたかったので、かなり緊張していたためだった。
ゴール間際には体力も限界に近く、速く走ろうとしても思うようなスピードで走れず、足がついていかないもどかしさがあの時の息苦しさと共に蘇ってくる。
一九七八年