五%以下の可能性

手術前のconsent formサイン時に、成功確率は九二%、心臓ペースメーカーを埋め込む必要が生じる可能性が五%以下、との説明を受けていた。

ITU 三日目に、医師が訪れ、私の心臓の動きが弱くペースメーカーを埋め込む必要がある、と説明した。五%以下の可能性が現実となった。

手術後は、外付けのペースメーカーが装着されており、リモコンのダイヤルを回して、心臓の鼓動を自由に調整できた。ペースメーカの埋め込み手術を控え、様々な医師が、入れ替わり立ち代わり、私の所にそのリモコンを操作しに来た。スイッチを切ったりダイヤルを回したりする度に何度も気を失いそうになったり、鼓動が早くなり体が暖かくなったりした。

ITU 四日目の午後にペースメーカの埋め込み手術が行われることになった。手術と言っても、部分麻酔で所要時間一時間程度の簡単なものだった。これまで、大きな手術を受けてきた私にとって、それは手術のうちに入らなかった。

私にとって、ペースメーカーが必要になったこと自体がショックだった。私の心臓は、すでに自分の力だけでは十分に動くことができない状態だった。

二〇一八年十二月中旬