日々の生活

通学は、天候の良い日は自転車を使い、それ以外は公共バスを利用した。

清々しい朝に自転車で通学する時はとても気分が良かった。中学生のころ仲の良かった男子生徒や女子生徒達は、皆それぞれ違う高校に行ったが、学校の方向が同じ女子生徒とバッタリ会った時は途中まで一緒に行くこともあった。いつも「よっ」とか「元気?」とか挨拶して、他愛もないことを話したりしたことが懐かしく思い出される。

登校時間は朝八時半までだったが、私はいつも八時十分には教室に入っており、大体一番か二番だった。授業が始まってもバドミントンのことばかり考えており、勉強にあまり集中できなかった時も多かった。受験勉強を長くやったためか、自分でも思考が硬直していると感じたことを覚えており、高校から各段に難しくなった履修内容についていけないと焦ったことも少なからずあった。

授業は午後三時半に終わり、普段はすぐに部室に行ってバドミントンをする準備をした。部活が終わり帰宅後の夜は、眠い目を擦り次の日の予習や宿題をなんとかやった。部活が定休日の木曜日には、のんびりと家に帰り、夕方のアニメを見たりした後、勉強をした。両親は共働きで姉もすでに社会人になっていたため、帰宅する時間に家には誰もおらず、私一人だった。そんな静寂に包まれた家の雰囲気がなぜか懐かしく、今も時折思い出される。

一九八六年春