不快な感覚を感じて目を覚ました時は布団にいた。それは三歳くらいで保育園に行く前だった。
おもらしをして泣いていたことを覚えている。そこにとなりのおばちゃんが来たのか居たのか定かではないが世話をしてくてれていた。母はその場にはいなかった。きっと、私が寝ている間に用事を済ますため外出していたのかもしれない。
その当時、母は、隣のおばちゃんに私を預けてパートに行っていた。そのような近所同士の助け合いは、今と違い当たり前でのんびりとした時代だった。
外には雪もなく、寒くもなかったので季節は冬場ではなかった。曇り空ではあったが、雲が薄っすらと空全体に掛かっているような天気で、辺りは明るかった。こんな季節と空模様が一番遠い記憶に残っている。そのせいか、未だに雨上がりの後の明るい曇り空を見ると郷愁を感じる。
一九七〇年代前半