ICUのスタッフ

ICUのスタッフの人たちには本当に感謝している。もちろんその人たちだけではなく医療に携わっているすべての人を尊敬する。

国も違う他人の私を自分の家族のようにケアしてくれた。いくら仕事とはいえ誰にでもできることではないと思った。そこで働いている人たちは基本的にみな愛情が深い人たちなのだと思う。

体を拭いてくれたり、リフレッシュしようと言って歯磨きをしてくれたりもした。夜通し付きっ切りでモニターし、具合が悪くなればすぐに必要な投薬をしてくれた。会話や話す内容を聞いていれば、広範な知識をベースに瞬時に判断していることが分かった。常に徹夜の激務に申し訳ない気持ちがいっぱいで、私は何度「sorry..thank you so much」と言っただろうか。その度に看護師の人は「no worries」とやさしく返してくれた。

私は、その人たち無しで今の自分を語ることなどできない。人のために働くことの尊さをこの年になって初めて理解できた気がする。

二〇一五年八月