再び二位

小学五年のマラソン大会は、四年の時と同じく二位だった。やはり、サッカー部のキャプテンが一位だった。走る距離も場所も四年の時と同じだった。私は、今度こそ一位を、と意気込んでいたが力は及ばなかった。

例年通り秋に行われたが、その年はとても寒い日だった。そのため息が上がりやすく前年よりも苦しいマラソンだった。ゴール間際では倒れ込みそうなくらい息が上がっていた。

一位は取れなかったが、それでもベストは尽くせたので二位でも満足だった。その時は来年こそは一位を取りたい、と思っていたが六年生の時はその時期に骨折してしまい、マラソン大会には出場できなかった。そして、六年の時には、サッカー部のキャプテンではなく、私のクラスの子が一位を取り、それが悔しかった。六年生にもなると体格差が大きくなり、成長の早い子は足も速く力も強くなっており、様々な逆転が起こる年齢であった。もし、私が六年生のマラソン大会で走ってもその子には勝てなかった。

小学時代のマラソン大会で一位を手にすることは出来なかったが、低学年の時の私を思えば十分に頑張ったと自分に言ってあげたい。

一九八一年