小学二年の時にブロックくずし、という家のテレビに接続して遊ぶ家庭用ゲームが流行った。私も買ってもらって家族で遊んだ。
動き続けるボールをバーで打ち返し、画面の上に並んでいるブロックに当てて消していくというゲームだった。
家にあるテレビを使って行うゲームというのはとても新鮮だった。夢中になっているとすぐに時間が経ってしまい、九時になったら寝るんだよ、と両親に言われてもあと一回だけというのを何回か繰り返して、寝るのが少し遅くなってしまうこともあった。
時には、両親のお客さんが家に来た時、お客さんも交えて遊んだこともあった。こういう時はここにバーを置いておくと、いっぺんにブロックを消せるんだ、という具合に私は得意になってお客さんに教えながら楽しんだ。
今のゲームとは違い、やり方も簡単だったため家族みんなで楽しめた。今と比べたらゲームとは言えないほど単純なものだったが、家族との団欒の一部にもなっておりそれは良い事だった。
一九七八年