小学五年の時にクラスでドッジボールが流行った。昼休みには毎日のように校庭に出て、みんなでドッジボールをやった。
次第にボールを投げる時にフェイントをかけたり、ボールをキャッチする方法を研究してより上手く取れるようなっていった。
男子も女子もドッジボールに夢中だった。時には土曜日に下校した後、家で昼食を済ませてからまた学校の校庭に集まってドッジボールをした。学校での昼休みの時間は短く物足りなかったが、そのような時は時間を気にすることなく夕方遅くまで飽きるほどやることができた。
素直になれない年齢ながらも学校が終わった後に女子生徒と遊ぶというのは楽しかった。休日に近くの公園でみんなで遊んだりもした。そういう時の女子生徒は学校での服装とは違ったりして、自分より大人っぽく感じたものだった。
記憶に残っている日々は、過ごしやすい季節で天気も良い日ばかりだ。夕方には夕日が薄赤く空を染めていた。あの日を思い出す時は、皆で遊んでいる光景を少し高いところから眺めている光景が自然と心に浮かぶ。
一九八一年